開業は、地域医療への熱い想いがあるからこそ

院長の岩田研司先生が信州で暮らすようになったのは大学時代からだそうで「学生時代、夏はバイクでのツーリング。冬はスキーと、どちらかと言うとアウトドア派でした。」と当時を懐かしむ先生。

卒業後の進路を決めるとき「当時は移植医療への関心があり、移植といえば角膜か腎臓移植で、肝臓移植などはまだ事例が少なく、心臓移植は全く行われていなかったため、泌尿器科を選択しました。」という先生は泌尿器科医として診療を続けるうちに、主として前立腺や膀胱などの泌尿器がんを専門とする道を志されたのだそうです。

総合病院の医師として勤務を続けてきた中で「総合病院では診療時間やその他の理由で診療を受けられない患者さんがいる。」ことや、「お年寄りなどは家の人に送ってもらうなど通院自体が精神的な負担になる。」と感じていたという岩田先生は2010年9月、伊那市駅前の複合施設の１Fに岩田クリニックを開院されました。

特長として、通院が困難な交通弱者に対して、駅前という優しい立地に、靴の履きかえがないバリアフリーで、クリニック全体が患者さんにとって癒しと安らぎの空間になるよう配慮していること。
また、男性・女性・車椅子の方も安心して入れるトイレや、日帰りの手術治療室を完備するなど、泌尿器科の専門医として地域に根ざし、総合病院と連携を図りながら上伊那郡内で泌尿器疾患の治療を完結できるようにしたいとおっしゃる岩田先生。

「医学の発展は改善に尽きる。そしてそれを発信することが重要。」と静かに語る岩田先生の地域医療への熱い想いに触れさせていただきました。

開業医研究所で開業を決定した理由

岩田先生はコンセプトをしっかり持たれて開業準備を進められてきたこともあり、おかげで開業医研究所にとっても質の高いご提案ができました。
そのため、「設計はラフの段階で満足度の高いものでした。」と先生からもお言葉をいただきました。

ありがとうございました！