お知らせ

医院のネット戦略②

 前回、まずはホームページで情報を伝える大切さをお伝えしました。しかし、ホームページを作っておけば安心というわけではありません。間を取り持つ検索エンジンに対応できていないと、うまく患者さんに情報が届かない事があります。今回は、「あれ?検索に出てこない」という現象が何故起こるのか、チェックしておきましょう。

1.キーワードがページに存在しない
 スタッフの手作りホームページなどで、ホームページを作って数ヶ月経っても「○○市 △△医院」「××町 眼科」といった当然ひっかかるはずのキーワードで検索できない事があります。
 この場合疑われるのは、その「○○市」や「△△医院」という文字がホームページの中にないこと。検索エンジンはホームページの中で目立つ文字を拾い上げ、よいキーワードとして認識しています。ただ、画像や動画で作られた文字は、検索エンジンが読めないので注意してください。
 あまり難しいことはちょっと、という方は、トップページのタイトル部分に、最低限、検索させたい単語を入れておけばOK。最も簡単で効果ががあります。

2.どこからもリンクされていない
 検索エンジンはリンクをたどってそのページの存在を知ります。どこからもリンクされていない場合、検索エンジンには拾われにくくなります。ブログなどでもよいので、どこかからリンクを貼ってみてもらうようたのんでみてください。

3.ライバルが多すぎる
 検索エンジンにひっかかっていないわけではなくても、ライバルが多すぎて上位に出てこず、見つけられないことがあります。通常、医療施設は地域を絞って検索される為あまり問題にならないのですが、特殊な事情で診療圏が広いなどの場合、対策が必要かもしれません。この場合、ブログを作って有益な記事を出して
いくといった手法がありますが、ある程度の手間は覚悟してください。
 検索エンジン対策の専門業者もいます。ただ、業者が安易な対策をとることで、検索エンジンをだます行為と認定され、罰としてサイトがまったく検索されなくなることもあります。
依頼する業者は、ぜひ、きちんとしたところを吟味して選んでください。

医療タイムス紙 平成26年11月1日 掲載