お知らせ

健康診断受けていますか?

 開業医の先生に「健康診断を受けていますか?」とお聞きすると「忙しくて受けられないよ」とお答えをいただくことがあります。他人の健康を守るために働いている先生方ですが、忙しさのあまりご自身の健康管理が後回しになってしまうことがあるようです。

 会計担当として長年開業医の先生方とお付き合いしておりますが、悲しいことに心筋梗塞、脳梗塞、癌、といった病気に倒れたり、お亡くなりになられた先生もいらっしゃいます。勤務医時代は年に一回健康診断を受ける機会があるものの、開業してしまうとご自身の判断に委ねられるということも一因なのでしょうか。
 もちろん健康診断を受けていても病気のリスクはゼロにはなりませんので、生命保険や医療保険、所得補償保険などで万が一の備えはしておきたいものです。特に開業医の先生方は開業時の借入金をお持ちであったり、薬品仕入や従業員に対する賃金、リース料の支払いなどが控えているため、万が一のリスクは勤務医の先生に比べて大きくなる傾向がありますので、しっかりとした保険の見直しをしたいものです。

 大切なことは保険などの世話にならないように健康体でいることです。そのために健康診断や人間ドックを定期的に受ければ良いことは分かっていても、医師の交代要員がいない診療所ではどのように時間を作るかが悩ましいところだと思われます。ですが開業医の先生はまさに「体が資本」です。健康な身体で地域に医療を提供し、スタッフ、ご家族を守り続けるためにも先生の誕生日、開院記念日などの日を休診日として、年に一回の受診の機会を設けてはいかがでしょうか。たとえ診療所を定期的に休診としても、先生の健康が守られるのであれば大きな価値がある休診日になるのではないでしょうか。

医療タイムス紙 平成27年9月20日 掲載