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看板見直しのすすめ~親しみや安心伝える~

 医院を開業される際に広告宣伝として看板を設置された先生方は多いことと思いますが、一度出した看板を一定期間ごとに積極的に見直していらっしゃる先生は少ないように感じます。今回は看板のもたらす効果と見直す際のポイントをご紹介させていただきます。
 看板には大きく3つの効果が期待できます。①幹線道路沿いや、バス停といった人通りが多い場所に設置し医院を認知してもらう効果、②電柱看板に代表される医院までの誘導効果、③比較的大きな面を使える野立て看板や、医院の敷地内の看板で発揮される医院の考えや情報を伝える効果、です。看板はそこにあるだけで、行き来する人の目に触れ、地域の方に医院のことを知っていただき、医療を必要とするときの選択肢を提供します。
 今回はその中で、③の医院の情報を伝える際のポイントをご紹介させていただきます。情報を伝える上で大切なことは、良い印象を残し、関心を持っていただくことです。皆様の医院の看板は医院名、診療科目、診療時間といった文字情報だけになっていないでしょうか。通行する方の目に留まって、通行の数秒でどのような医院かを印象に残すためには、文字情報に加えて医院の建物、人物の写真や、イラストを入れることが有効だと言われています。先生のお顔をイラストにして看板に掲載するといった方法は、まだ知らない方に親しみや安心を感じてもらう上で大変良い方法です。
 もう1点看板でポイントになるのが、内容もさることながら看板の色褪せや、傷み箇所に対する注意です。プラスチック素材に亀裂が入っている例なども見かけます。古くなった看板は、院内環境への配慮不足を感じさせますし、新しい医療への取組がされていない印象を受けてしまいます。まだ来院していない方に、医院の状況を発信できるのが看板です。医院の内部で感染症対策や、医療機器を更新するのと同じように、外部で医院の顔になっている看板も見直してみてはいかがでしょうか。

平成28年6月1月 医療タイムス紙掲載分