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摂食困難患者の9割が食事可能に 小山氏講演、平成会

平成会(塩尻市・小松弘理事長)は11月23日、塩尻市総合文化センターで市民公開講座を開き、食べるリハビリの専門家としてNHKの番組「プロフェッショナル仕事の流儀」でも取り上げられ、関わった誤嚥性肺炎の高リスク患者の9割以上が口から食べられるようになった実績を持つ看護師の小山珠美氏(口から食べる幸せを守る会理事長)が、「食べる喜びを、あきらめない~今、最先端の食事介護技術を学ぶ」をテーマに講演した。小山氏は高齢患者の誤嚥性肺炎リスクの回避を理由に、多くの医療現場で胃ろうや経管栄養による摂食が促されていることについて、「口から食べることは人としての尊厳。リスクを恐れず、家族や医療者、多職種が食べる権利を守ってほしい」と、来場した約200人に訴えた。
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