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信大研究、病院下水中の薬剤耐性菌を解析  配管通じ拡散、院内感染リスクも

信大医学部保健学科検査技術科専攻の長野則之特任教授らの研究グループがこのほど、病院の下水を対象に薬剤耐性菌の長期的動態などを分析し、一定の薬剤耐性菌検出率が最大で95%に達したことを明らかにした。このことから、汚染された配管システムを通じて薬剤耐性菌や耐性遺伝子が病院内に広がり院内感染のリスクを高める可能性があると指摘。また水路を通じて地域社会に拡散する恐れもあるとして病院下水における薬剤耐性菌の定着と拡散に対する監視の必要性を示した。
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