患者さん一人をトータルで診ていくことの重要性

こまちや東内科クリニックは長野県駒ヶ根市の新興住宅街に2007年4月に開院いたしました。開業に踏み切った動機は大学病院・地域基幹病院で消化器・肝臓内科の専門医として診療と研究にあたってきましたが、一人の患者さんに対して十分な診療時間を割くことに限界があり、患者さんの要望に応えられないというフラストレーションを抱いていました。特に慢性疾患の多い消化器・肝臓疾患を専門にしていると長期的な治療が必要な患者さんが多く、患者さん一人をトータルで診ていくことの重要性を感じホームドクターとしての役割を担っていきたいと考え、開業に至りました。

ビジョンは『複合型医療施設』『病診連携』

クリニック開設にあたって私が思い描いていたビジョンは『複合型医療施設』『病診連携』です。日本の医療は欧米に比べ、診療所と診療所もしくは診療所と病院の連携にスムーズさが欠けています。内科・整形外科・耳鼻科・調剤薬局などが同一敷地内に集まっていれば、複数の受診が必要な患者さんも短時間で各専門医からの治療を受けられます。車でのアクセスに優れた立地に広いパーキングも確保し「地域の医療拠点」としての安心感が相乗効果につながる施設としたかったのです。勤務医時代に培った専門技術と他科診療所もしくは病院とのネットワークを利用して、たとえば、自分の専門分野以外の疾患であれば他科の専門診療所への紹介。また、高度な治療が必要な場合は、適切な病院を紹介することで患者さんのニーズにも応えられます。

開業医研究所からコメント

こまちや東内科クリニックは当研究所として土地の抽出から携わらせて頂いた第1号の診療所です。
出発したばかりの研究所のため私どもの対応に至らぬ点多くありましたが、都度先生と一緒に検討を重ね開院に至りました。本当に有難うございました。これからも末永いお付き合いをよろしくお願いします。

当研究所としましても、先生がいつもおっしゃる「全ては患者の立場で考える」を念頭に置き活動していきます！

ありがとうございました！