医院を始められるにあたっての思い

長和町に住んで約10年が経ちます。冬場はマイナス10度を下回るような寒冷地で、最初の頃は冬場の寒さに驚きました。
寒さは苦手な方ですが、この依田窪地域に骨を埋めようと考えて開業を決めました。

建物は、旧中仙道の宿場町の面影が残る長和町のイメージを取り入れています。一見して診療所に見えない診療所をコンセプトにしました。

開業日当日は朝一番から多数の患者様に来て頂き、1時間で駐車場が満車になりました。
開業日に30人の患者様を診察するハードなスタートになりました。
スタッフには初心者もいて、最初の1週間は大変でしたが、3ヶ月経った今では流れもわかり、予約対応等も大分落ちついてきています。

最初は待ち時間が長くなってしまいましたが、その後は患者様１人１人をじっくりと診察する事ができるようになりました。そこが、開業してよかった点ですね。
やはり、患者さんと深いお付き合いをするには、開業した方が良いと実感しています。
病院では血圧を診察室で測ることもあまりなかったのですが、今は診察の最初に測るなど、医療工程も若干変えて対応しています。

生活面では、木曜日は依田窪病院に診察に行き、休日は日曜日のみと、休みは減りましたね。
毎日の事務作業等で帰宅時間も少しだけ遅くなっています。
その代わり、朝昼に増えた空き時間を利用して、趣味のゴルフの素振りや、昼休みに近所を1〜5ｋｍ位ジョギングしてリフレッシュしたりています。

長和町は病院が1件しかなかったため、風邪を引いた患者さんでも病院に行くしかなく、いつも大変混雑をして、患者さんも医療従事者も大変な思いをしていました。
これからは外来を開業医に任せてもらい、必要な患者さんは病院に紹介をする形を作ることで、地域医療に貢献をしていきたいと考えています。

開業医研究所からコメント

竹中先生、改めましてご開業おめでとうございます。予想通りの順調なスタートになり、当研究所としても大変喜ばしく思っています。
竹中先生を始めスタッフの皆様も明るくとても良い雰囲気に感じます。　
長和町にとっては待ちに待った医院が開院され、毎日多くの患者様が来院されています。これからも地域密着で患者様に愛され信頼される医院を築いて頂きたいと思います。

ありがとうございました！