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改善点を言葉で 県薬がうつ、自殺防止対策研修会

県薬剤師会(日野寛明会長)は28日、うつ病と自殺防止対策の研修会を開き、信大病院薬剤部の寺澤美穂氏が現在県内に6人のみである精神科薬物療法認定薬剤師の立場から、うつ病や希死念慮(自死について考えること)を訴える精神科患者への対応と指導などについて講演した。寺澤氏は同院の精神科院外処方せん発行率が9割を超えていることを明かし、薬局薬剤師も精神科患者に接する機会が今後増えていくとしたうえで、「症状の回復は患者本人が自覚しにくいため、改善点を言葉にして伝える」や「再発予防のために薬物療法が必要なことを繰り返し説明する」などの重要性を強調し、長期に渡る維持療法に携わるよう求めた。
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