お知らせ

医療分野でのAI①

今、AI(Artificial Intelligence)を利用した医療健康分野に関するトライアルが盛んに進められているのは周知のことだと思います。もちろん医療健康分野に限らずロボット産業界、自動車における自動運転、音声認識、画像認識等々様々な分野に及びます。
人工知能Alpha Goが囲碁の世界チャンピオンのイ・セドルに勝って話題になったことは記憶に新しく2016年のことで、このソフトを開発したのはDeepMind社でGoogle社の傘下でした。では人工知能の定義はどの様なものでしょうか。
大きく2つに分けられます。1つは弱い人工知能で前述した自動運転、音声認識、画像認識等です。もう1つは強い人工知能で、人工知能自体が人間の知能と同じ若しくはそれ以上のものを持つもので、人間と対等に会話が出来て同じ感情表現が出来るようなタイプだと思います。現段階では後者は実現されていません。
人工知能は4つの段階に分けられます。探索アルゴリズム、エキスパートシステム、機械学習、ディープラーニングです。前述したイ・セドルに勝利した囲碁ソフトAlpha Goはディープラーニングに当たります。ディープラーニングとはコンピューター自らが膨大なデータに含まれる潜在的な特徴をとらえて正確な判断を実現させる手法を意味します。
例えば犬の属性を持つ大量のデータを機械学習させることにより人間が手を掛けずにコンピューター自身が犬の特徴を自動的に学んでいきます。音声アシスタント(アップル社のSiri、グーグル社のGoogle Assistant等)や画像認識など、パターン認識の分野で実用化されています。