お知らせ

「小さな」DXの勘所

 昨今は新聞をめくってもニュースを見ても「DX」の文字が目に入らない日はありません。
政府もDXを推進することで、日本経済のさらなる成長を促そうと関連するさまざまな施策を打っています。
 ご存じのようにDXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、経済産業省では「DX推進指標とそのガイダンス」において、DXを「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義しています。
 このような企業や組織を変革するアイディアが湧いてくれば素晴らしいのですが、日常のなかから大きな変革を生み出すのはなかなか難しいのではないでしょうか。
 一つ例をあげます。
「紙の日報を電子化し電子印を押して上司にメール送信することで場所を選ばずに仕事ができるようになりました」。紙をデジタル化することで情報のやり取りが自由になった良い例だと思いますが、次の例はどうでしょう。
「紙の日報を電子化し(捺印は廃止し)上司と役員にメール送信することで場所を選ばずに仕事ができるようになりました」。これで先の効果に加えて、自分の手間が減り、役員に早く情報が伝わり、上司の手間も省けることが見込め、改善の効果がさらに大きくなりました。
 仕事を見直す機会に恵まれたのであれば、手順を変える・省く・並行して進めることと仕事のフローも見直すことで、業務改善は大きく進むのです。

          令和5年3月20日 医療タイムス紙掲載