iDeCoの改正について
老後の資産形成の有力な手段としてiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入される方が増えておりますが、2027年1月から掛金限度額が拡大されます。
これにより、毎月積み立てられる金額が大幅に増え、老後の資産形成の選択肢が広がります。今回内容について解説いたします。
開業医など国民年金第1号被保険者は、iDeCo掛金の上限が現行は月額6万8千円(年81万6千円)ですが、27年1月以降は、この上限が月額7万5千円(年90万円)まで引き上げられます。
また、勤務医や医療法人の理事など国民年金第2号被保険者はiDeCo掛金の上限が現行は月額2万3千円(年27万6千円)ですが、27年1月以降は、この上限が月額6万2千円(年74万4千円)まで引き上げられます。
iDeCoの掛金は全額所得控除の対象です。よって、より多く拠出することで所得税と住民税負担の軽減効果も高まります。
具体的には所得税と住民税の合算税率が43・693%の方(課税所得が900万円超1800万円以下)が掛金を年間27万6千円から74万4千円に増額した場合、年間約20万円の税金が軽減されます。
また、加入年齢についても国民年金第1号被保険者は60歳未満、国民年金第2号被保険者は65歳未満とされていましたが、27年1月以降は全ての加入者が70歳未満まで加入可能となり、より長期間にわたって掛金を拠出できるようになります。
注意点として、老齢基礎年金やiDeCoの老齢給付金を受給している場合はその後の掛金拠出はできません。
掛金限度額、加入年齢の引き上げとメリットが増す一方、原則、中途解約ができないというiDeCoの特長を踏まえ、老後の資産形成をどのように行っていくかこの機会に是非ご検討ください。
